高雄は日本に比べると気温が高いこともあり、ハイトーンのカラーを求める方が多いです。
その中でやはりよく言われるのが、ブリーチに対する質問です。
というわけで、今回はブリーチに関する豆知識とよくある質問に答えていきたいと思います。
「この記事はお客さんが見て出来るだけ理解しやすいように書いています。美容師目線で見る難しい専門用語や、細かい説明は省いています」
下記の内容はお客さんの髪質、髪の状態などによって個人差があります
長い記事になりますが、お付き合いください。
1 ブリーチって何?
まずそもそも「ブリーチ」とはなんなのか?
簡単に言ってしまえば、髪を明るくするための薬になります。
脱色といわれるものです。
ブリーチではないカラーの薬でも髪を明るくすることは可能です。
しかし限界があります。
ブリーチじゃないカラーで明るく出来る明るさはせいぜい12〜14が限界です。
「髪質によってはもう少し暗くなる場合もあります」
「メーカーさんによって多少の明るさの度合いは変わります」
ブリーチを使えばそれ以上の明るさを表現することが可能です。
「一度のブリーチで明るく出来る明るさにも限界があります」
「写真は違うメーカーさんのものを使用しているので多少の明るさの違いがあります」
基本的に14.15まではまだオレンジ味を感じます
16、17でようやくイエロー味が出てきます
18でペールイエロー「薄い黄色」といった感じです
ちなみにこちらは大体8.9ぐらいの明るさの髪を一度だけブリーチした時の明るさになります
一度のブリーチでだいたい14.ぐらいの明るさになったのが分かると思います。
「写真の撮り方がヘタクソですいません。もちろん写真は無加工です。」
使用したブリーチは日本の美容室でも一般的に使用しているものです
加温はせずアルミに包み30分時間をおいたものになります。
「ブリーチ前の髪の状態や髪質によってはもう少し明るくなったり暗くなる場合もあります」
ブリーチ前の髪色がもっと暗い場合「カラーをしていない地毛の状態」だともう少し
暗く仕上がる場合があります。
2 ブリーチをした後の明るさの違いについて「髪質によってなぜ違いがでるのか?」
髪質は大きく分けて3種類あります
硬毛、普通毛、軟毛 です。
細かい話をすると髪の中のメラニン色素の種類がどうのこうのという
話になるので、それはさておき
硬毛 染めた後、赤みが残りやすい
「オレンジ味が残りやすく、アッシュなどになりにくい」
軟毛 染めた後、黄味が出やすい
「アッシュなどくすみのある感じに比較的しやすい、赤味の褪色は比較的早い」
もちろん全ての方がそうではなく、髪のダメージや遺伝的な要素にもよって変わります
ちなみに
硬毛の人の方が比較的、明るくなりにくい
軟毛の人の方が比較的、明るくなりやすい
という傾向があります。
同じ明るさにしたいと言っても髪質「もちろん髪の状態も含む」によって
必要なブリーチの回数が違ってくるのはそういった理由が大きく影響してきます。
3 ブリーチの回数によって出来る髪色とは?
これは上記でもあげた理由により人により1回のブリーチで可能な色味は
変わってきます。
例えばミルクティーベージュ色を希望するとします。
一概にミルクティー色といっても様々です。
濃いミルクティー色、薄いミルクティー色など
薄いミルクティー色を希望すればするほどブリーチの回数が増える可能性があります。
写真のように薄い色を希望するなら17.18.19といった感じで明るくしないといけない。
参考にこちら↓↓をご覧ください。
色味が薄くなるにつれてブリーチの回数が必要なのが理解できると思います。
もちろんこれも個人差があるので一概には言えませんが。
では同じ色の濃さでブリーチ一回で出来る「可能性のある」色味の順番としては
表現しやすい 表現が難しい
赤味を感じる色ーーーーーーーーーーーーーーーーー赤味を感じない色
「赤、ピンク オレンジなど」 「ミルクティー、グレージュ、アッシュ、緑、青など」
という感じです。「髪質や希望される色の濃さ「薄さ」によっても変わります」
「これも色味の薄さ色の濃さによっては2回、3回と複数回ブリーチが必要な場合があります」
基本的に青系「青味を帯びた色」に関してはブリーチは最低2回は必要になります。
なぜ青系の色味は複数回のブリーチが必要なのか?
最初の写真でも説明したようにブリーチをすると明るさがアップします。
言葉で表現するとオレンジ→黄色→ペールイエロ「薄い黄色」→白
といった感じです。
ちょっとイメージして頂きたいのですが、黄色の絵具に青を混ぜるとどうなりますか?
緑色になりますよね
これは髪の毛にも同じようなことが言えます。
ブリーチをした髪で黄味が残っている状態で青色の薬をつけると
緑色になってしまいます。
ということで、青色にする場合、複数回のブリーチが必要となってきます
しかも褪色「色が抜けていくこと」は早く、髪のダメージも大きいです。
しかも青色にした髪が褪色した場合、緑がかった色にな流ことが多いです
「もちろん使用した薬剤にもよります」
そうなった場合、カラーチェンジが非常に難しくなり、色の選択の幅も狭くなります。
最悪、その部分は切ってしまわないといけないことになります
どうしても上のような透明感のあるカラー「3.4回のブリーチをした色」にしたい場合は
一度に複数回ブリーチをするのではなく
少し期間を空けてブリーチをしていくことをおすすめします
「ブリーチ部分を育てるという表現しています」
その方がダメージが少ないですから。
その点をふまえて、担当の美容師さんとよくご相談ください。
何回も言いますが髪質、髪の状態によって違いますので。